【2026年最新】福岡証券取引所とは?上場企業・株価・Q-Board・上場基準・楽天証券・見学まで徹底解説

福岡証券取引所の上場基準|本則市場とQ-Boardを比較

福証への上場では、数値などで確認する「形式基準」と、企業の継続性、経営の健全性、内部管理、情報開示などを確認する「実質基準」の両方が重要になります。

福証が公表している2024年4月1日現在の主な形式基準を簡潔にまとめると、次のようになります。

項目 本則市場 Q-Board
対象 特別な地域要件なし 九州周辺に本店を有する企業、または九州周辺で事業実績・計画を有する企業
株主数 300人以上 200人以上
上場時価総額 10億円以上 3億円以上
事業継続年数 3年以前から株式会社として継続的に事業活動 1年以前から株式会社として継続的に事業活動
純資産 連結3億円以上、かつ単体で正 連結・単体とも正
経常利益 最近1年間で5,000万円以上 数値基準なし
売上高 個別の数値基準なし 成長可能事業の売上高が計上されていること
単元株式数 100株となる見込み 100株となる見込み

本則市場には株式の流通についての条件もある

本則市場では、上場時に流通株式数2,000単位以上かつ上場株式数の25%以上という条件、または一定規模以上の公募・売出しを実施するという条件があります。

Q-Boardでは500単位以上の公募が形式基準として設けられています。

数字だけ満たせば上場できるわけではない

上場審査では形式的な数字だけでなく、経営の健全性、関連当事者との取引、親会社等からの独立性、コーポレート・ガバナンス、内部管理、法令遵守、情報開示、反社会的勢力との関係防止なども確認されます。

したがって、「時価総額が3億円を超えればQ-Boardへ上場できる」という単純な仕組みではありません。最終的には福証による審査を経て上場の可否が判断されます。

福岡証券取引所の上場企業数は139社

福証公式サイトの2026年8月17日現在の概要では、上場会社数は139社です。

なお、2026年7月31日時点では普通株式の上場会社は138社で、その内訳は本則市場97社、Q-Board23社、Fukuoka PRO Market18社でした。その後、2026年8月17日に株式会社篠崎屋が本則市場へ上場したことで、公式概要では139社となっています。

福証には九州にゆかりのある企業だけでなく、東京証券取引所など別の市場にも上場する企業が多数あります。上場会社一覧を見ると、九州電力、西日本鉄道、JR九州、TOTO、安川電機、ふくおかフィナンシャルグループなど、九州を代表する企業も含まれています。

「福岡証券取引所の単独上場」とは?

単独上場会社とは、他の国内証券取引所には上場せず、福岡証券取引所だけに上場している会社を指します。

これに対し、たとえば東証と福証の両方へ上場している会社は「重複上場」となります。

福証公式情報によると、2026年8月17日時点の単独上場会社は28社です。2026年7月末の公式一覧で「単独」とされている銘柄を市場別に整理すると、次の通りです。

本則市場の主な単独上場会社

  • 1771 日本乾溜工業
  • 1999 サイタホールディングス
  • 2058 ヒガシマル
  • 2919 マルタイ
  • 4995 サンケイ化学
  • 7894 丸東産業
  • 5953 昭和鉄工
  • 9035 第一交通産業
  • 9407 RKB毎日ホールディングス
  • 272A グリーンクロスホールディングス
  • 7441 Misumi
  • 9942 ジョイフル
  • 8398 筑邦銀行
  • 8554 南日本銀行
  • 8559 豊和銀行
  • 8560 宮崎太陽銀行
  • 2974 大英産業
  • 6076 アメイズ

Q-Boardの単独上場会社

  • 231A Cross Eホールディングス
  • 4250 フロンティア
  • 3824 メディアファイブ
  • 4018 Geolocation Technology
  • 3047 TRUCK-ONE
  • 4827 ビジネス・ワンホールディングス
  • 242A リプライオリティ
  • 9388 パパネッツ

Fukuoka PRO Marketの単独上場会社

  • 342A 光貴
  • 482A セールスアカデミー

以上で合計28社です。単独上場か重複上場かは今後の追加上場や上場廃止などによって変わる可能性があるため、実際に株式を取引する際は最新の上場会社一覧を確認することが重要です。

福岡証券取引所の株価はどこで確認する?

福証上場銘柄にも、他の上場株式と同じように始値、高値、安値、終値、出来高などがあります。福岡証券取引所では統計資料として相場表や銘柄別データを公開しており、公式サイトには「過去の株価」を確認するためのページも用意されています。

ただし、株価は取引時間中に変化します。ニュース記事や解説記事に掲載された株価は閲覧時には古くなっている可能性があるため、実際の売買注文を出す際には利用する証券会社の取引画面で最新の価格・気配・出来高を確認することが重要です。

単独上場銘柄は流動性にも注意

株式では、銘柄によって売買の活発さが異なります。特に売買高が少ない銘柄では、自分が希望する価格ですぐに売買が成立するとは限りません。

「現在値」だけを見るのではなく、買い注文と売り注文の状況、出来高、値幅なども確認しましょう。株価が表示されていても、その価格で希望数量を確実に売買できることを意味するわけではありません。

2026年も新規上場が続いている

2026年の福証では、新規上場が相次いでいます。一般市場について公式ページで確認できる主な上場には、次の企業があります。

  • 2026年3月11日:エレベーターコミュニケーションズ(本則)
  • 2026年4月15日:地域新聞社(本則)
  • 2026年5月27日:日本エコシステム(本則)
  • 2026年6月5日:清和中央ホールディングス(本則)
  • 2026年7月21日:まぐまぐ(Q-Board)
  • 2026年8月17日:篠崎屋(本則)

Fukuoka PRO Marketでも新規上場が行われています。2026年8月19日には新たな上場申請も公表されており、福証が一般市場だけでなく、プロ投資家向け市場も含めた上場支援を進めていることが分かります。

ここで個人投資家にとって非常に重要なのが、「福証単独上場株を自分の証券会社で買えるのか」という問題です。特に楽天証券については2026年9月に大きな変更が予定されています。

楽天証券では福証への直接接続が2026年9月から始まる予定ですが、対象市場や初回約定日には注意が必要です。次ページで正確な条件を確認します。