ミニ株とは?デメリット・買い方・SBI証券や楽天証券の違い、手数料・配当金・株主優待まで徹底解説

「ミニ株なら少ない資金で株を買えると聞いたけれど、普通の株との違いがよく分からない」「SBI証券や楽天証券ではどうやって買うの?」「100株になったらどうなる?」「配当金や株主優待はもらえる?」といった疑問を持つ方は少なくありません。ミニ株は少額から株式投資を始めやすい一方、通常の単元株とは注文方法や取引価格、株主としての権利などに違いがあります。本記事では、2026年8月時点で確認できる証券会社や公的機関の公式情報をもとに、ミニ株の仕組み、デメリット、手数料、PTSとの関係、証券会社を比較するときのポイントまで分かりやすく解説します。

株式投資やミニ株をイメージしたマーケット画面

この記事の目次

  • ミニ株とは?単元株との違い
  • ミニ株のメリットとデメリット
  • ミニ株の買い方と証券会社の選び方
  • SBI証券の「S株」と楽天証券の「かぶミニ」の特徴
  • ミニ株の手数料と主要証券会社の比較
  • ミニ株とPTSは同じものなのか
  • ミニ株が100株になったらどうなる?
  • ミニ株の配当金・株主優待・議決権
  • ミニ株で銘柄を選ぶときの考え方

ミニ株とは?1株から買える「単元未満株」が中心

現在「ミニ株」と呼ばれるサービスの多くは、通常の売買単位より少ない株数を売買できる単元未満株取引を指しています。本記事でも、証券会社が提供する1株からの単元未満株サービスを中心に「ミニ株」と表記します。

東京証券取引所では、内国株式の売買単位が2018年10月1日に100株へ統一されています。そのため、たとえば株価が3,000円の銘柄を通常の取引所取引で買う場合、原則として100株×3,000円=30万円が必要です。

一方、証券会社が提供する単元未満株サービスで1株から購入できる銘柄なら、同じ株価3,000円の銘柄でも、おおむね1株分の3,000円から購入できます。実際の必要金額や約定価格は証券会社の取引方式によって異なるため、注文前の確認が必要です。

ミニ株と単元株の違いを簡単に整理

  • 単元株:通常は100株単位で取引所へ注文する株式取引
  • 単元未満株:100株未満、たとえば1株、5株、20株などを証券会社所定の方法で売買する取引
  • 必要資金:単元未満株のほうが少額で始めやすい
  • 注文方法:単元株より制限される場合がある
  • 議決権:単元未満部分には原則として株主総会の議決権がない

ミニ株のメリット|少額投資だけが魅力ではない

1株から始められるため必要資金を抑えやすい

最大の特徴は、100株分の資金を一度に準備しなくても株式を保有できることです。株価が高い銘柄でも、単元未満株の対象なら1株ずつ購入できる場合があります。

複数銘柄へ資金を分散しやすい

30万円を1銘柄へ集中させる代わりに、少額ずつ複数の企業へ投資することもできます。ただし、銘柄数を増やせば必ず損失を防げるわけではありません。株式には価格変動リスクがあり、投資元本を下回る可能性があります。

少しずつ買い増して100株を目指すこともできる

1株、5株、10株と購入を重ね、最終的に100株まで保有する方法もあります。まとまった資金を一度に投入せず、購入時期を分けられる点も特徴です。

ミニ株のデメリット|始める前に確認したい5つの注意点

1.好きな価格・好きな時間で売買できるとは限らない

単元株では指値注文や成行注文などを利用できますが、単元未満株は証券会社によって注文方式が大きく異なります。リアルタイム売買ができないサービスでは、注文時点では実際の約定価格が確定していないことがあります。

2.取扱銘柄が証券会社によって異なる

上場しているすべての銘柄を1株から購入できるとは限りません。市場や銘柄によって買付対象外となる場合があります。SBI証券でもS株の取扱条件が設定されており、楽天証券のかぶミニにも対象銘柄があります。

3.手数料が0円でも取引コストが0円とは限らない

「売買手数料無料」と表示されていても、サービスによっては基準となる価格との差であるスプレッドが設定されています。そのため証券会社を比較するときは、手数料だけでなくスプレッド、約定方式、取引時間まで確認することが重要です。

4.100株未満では議決権がない

単元未満株を保有していても、単元未満部分には株主総会の議決権がありません。日本取引所グループの案内でも、単元未満株については株数に応じた配当金を受け取れる一方、株主総会の議決権はないことが示されています。

5.株主優待を受けられない場合が多い

株主優待は企業が独自に条件を決めています。楽天証券も、優待実施企業の多くが100株(1単元)以上の保有を条件としていると案内しています。ただし、1株以上など少ない株数を対象とする企業も存在するため、必ず発行会社の最新の優待条件を確認してください。

手数料無料という言葉だけで選ぶと、思わぬ違いに気付かないことがあります。SBI証券と楽天証券を含め、取引方式には重要な差があります。次ページで詳しく確認しましょう。