ミニ株とは?デメリット・買い方・SBI証券や楽天証券の違い、手数料・配当金・株主優待まで徹底解説

ミニ株の買い方|基本的な流れは4ステップ

単元未満株を購入する場合、基本的には次のような手順になります。実際の画面名称や注文方法は証券会社ごとに異なります。

  • 単元未満株を取り扱う証券会社で証券口座を開設する
  • 口座へ購入資金を入金する
  • 購入したい銘柄が単元未満株の対象か確認する
  • 「単元未満株」「S株」「かぶミニ」「ワン株」「プチ株」などの注文画面から株数を入力して注文する

購入前には「いつの株価で約定するのか」「指値注文ができるのか」「売却時の費用はいくらか」まで確認しておくことが大切です。

SBI証券のミニ株「S株」とは

SBI証券では、単元未満株サービスを「S株」として提供しています。1株から取引でき、インターネットコースのインターネット取引ではS株の売買手数料が無料と案内されています。

ただし、通常の単元株のようなリアルタイム取引ではありません。SBI証券の公式ルールでは、注文受付時刻に応じて前場始値、後場始値、後場終値など所定のタイミングで約定する方式となっています。

SBI証券のS株で確認しておきたいポイント

  • 1株から購入可能
  • 対象となる東証上場銘柄は買付・売却が可能
  • インターネットコースのインターネット取引は売買手数料0円
  • 通常の株式取引とは約定タイミングが異なる
  • NISA成長投資枠にも対応

なお、カスタマーサービスセンター経由の注文には別の手数料体系があります。「S株は必ずあらゆる方法で完全無料」という意味ではありません。

楽天証券のミニ株「かぶミニ」とは

楽天証券では、1株から取引できる「かぶミニ」を提供しています。大きな特徴の一つが、対象銘柄についてリアルタイム取引に対応していることです。

かぶミニは取引所へ直接注文を出す通常の単元株取引ではなく、楽天証券が直接の相手方となり市場外で売買を成立させる店頭・相対取引です。

楽天証券「かぶミニ」の手数料とスプレッド

2026年8月時点の楽天証券の案内では、かぶミニの売買手数料は無料です。一方、リアルタイム取引には0.22%のスプレッドがあります。買付では東証の参考価格へスプレッドを加算し、売却では参考価格から差し引く仕組みです。

寄付取引にはこのスプレッドがありません。したがって、「手数料0円だからリアルタイム取引のコストも一切ない」と考えないよう注意しましょう。

ミニ株の証券会社を比較|見るべきなのは手数料だけではない

主要ネット証券の単元未満株サービスには、それぞれ違いがあります。以下は公式サイトで確認できた主な特徴を簡潔に整理したものです。サービス内容は変更されることがあるため、実際の注文前には各社の最新情報をご確認ください。

証券会社 主なサービス 主な特徴
SBI証券 S株 1株から。インターネットコースのインターネット取引は売買手数料0円。所定のタイミングで約定
楽天証券 かぶミニ 1株から。売買手数料0円。リアルタイム取引は0.22%のスプレッド、寄付取引はスプレッドなし
マネックス証券 ワン株 買付手数料0円。特定・一般口座の売却は0.55%、最低52円(税込)。NISAでは売買手数料0円
三菱UFJ eスマート証券 プチ株 公式案内では都度取引・積立の取引手数料0円、スプレッドなし。電話注文などは別条件あり
松井証券 単元未満株 単元未満株の売却を受け付けているが、通常の単元未満株買付は不可

証券会社比較でチェックしたい項目

  • 買付手数料と売却手数料
  • スプレッドなど手数料以外のコスト
  • リアルタイム取引の可否
  • 指値注文の可否
  • 取扱銘柄数・対象市場
  • NISA成長投資枠への対応
  • 積立機能の有無
  • ポイントを購入代金へ使えるか

単純に「手数料が最も安い会社=誰にとっても最適」とは限りません。少額を長期保有する場合と、頻繁に売買する場合では重視すべき条件が異なるためです。

ミニ株とPTSの違い|「1株取引=PTS」ではない

PTS(私設取引システム)と単元未満株は別の仕組みです。PTSは証券取引所以外で株式を売買できる取引システムであり、「株数を小さくするサービス」という意味ではありません。

SBI証券では通常の国内株式にPTS取引サービスがありますが、S株はS株独自の注文ルールで扱われます。また、楽天証券のかぶミニは楽天証券自身が相手方となる市場外の相対取引であり、PTSで1株を売買する仕組みではありません。

楽天証券などで「PTS夜間取引」という言葉を目にすることがありますが、通常のPTS注文と、かぶミニのリアルタイム取引を混同しないようにしましょう。

では、1株ずつ買い続けて保有数が100株に到達すると何が変わるのでしょうか。配当金や株主優待とあわせて、次ページで最も気になるポイントを整理します。