【2026年最新】福岡証券取引所とは?上場企業・株価・Q-Board・上場基準・楽天証券・見学まで徹底解説

福岡証券取引所は、東京証券取引所とは別に福岡市で株式市場を運営している、日本国内の証券取引所の一つです。「どんな企業が上場しているのか」「福証だけに上場する銘柄はあるのか」「Q-Boardとは何か」「楽天証券で買えるのか」といった点は、初めて触れると少し分かりにくいかもしれません。本記事では2026年8月28日時点で確認できる公式情報を中心に、福岡証券取引所の特徴、上場企業数、株価の確認方法、上場基準、単独上場銘柄、東証との違い、取引時間、アクセス、見学方法、最新の新規上場動向までわかりやすく整理します。

株価や金融市場の情報が表示されたマーケット画面

この記事の目次

  • 福岡証券取引所とは何をする場所なのか
  • 営業時間・株式の取引時間
  • 福岡証券取引所と東京証券取引所の違い
  • 本則市場・Q-Board・Fukuoka PRO Marketの特徴
  • 上場基準をわかりやすく比較
  • 上場企業と福証単独上場銘柄
  • 新規上場の最新状況
  • 楽天証券で福証銘柄を買えるのか
  • アクセス・見学方法
  • 理事長・専務理事などの役員情報

福岡証券取引所とは?九州の企業と資本市場をつなぐ証券取引所

福岡証券取引所(福証)は、福岡県福岡市中央区天神に所在する金融商品取引所です。正式名称は「証券会員制法人 福岡証券取引所」で、札幌証券取引所、東京証券取引所、名古屋証券取引所とともに、国内4証券取引所の一つに位置付けられています。

現在の福岡証券取引所は1949年に設立されました。企業から上場申請を受け、基準に基づいて審査を行うほか、上場後の売買を公正かつ円滑に行える環境を整備し、上場企業による重要情報の適時開示などにも関わっています。

福証の大きな特色は、九州を中心とする地域企業の資金調達や株式上場を支える地域密着型の市場であることです。大企業だけではなく、成長途中の企業が株式市場を活用できるよう「Q-Board」や「Fukuoka PRO Market」といった市場も設けています。

福証公式情報によると、2026年8月17日時点の上場会社数は139社で、このうち福証だけに上場する単独上場会社は28社、Fukuoka PRO Market上場会社は18社です。

福岡証券取引所の営業時間は?株式の取引時間を確認

福岡証券取引所で通常の株式売買が行われる時間は、2026年8月時点で次の通りです。

  • 前場:9時00分~11時30分
  • 後場:12時30分~15時30分

11時30分から12時30分までは通常の立会取引が行われない昼休みとなります。現在は東京証券取引所も通常の現物株式市場について9時00分~11時30分、12時30分~15時30分を立会時間としているため、通常の取引時間帯は同じです。

「営業時間」と「取引時間」は同じ意味ではない

注意したいのは、ここでいう時間は株式市場で売買が行われる取引時間だという点です。証券会社がインターネット注文を受け付ける時間や、福岡証券取引所の事務部門への問い合わせ・来訪が可能な時間とは必ずしも一致しません。

たとえばインターネット証券では市場が閉まっている夜間でも翌営業日の注文を受け付ける場合があります。反対に、施設見学などで福証を訪れる場合は、株式の取引時間ではなく、見学プログラムの開催時間や事前予約の条件を確認する必要があります。

福岡証券取引所と東京証券取引所の違いは?

「福岡証券取引所があるなら、東京証券取引所とは何が違うのか」と疑問に感じることもあるでしょう。どちらも株式などの売買市場を運営しますが、市場構成や運営法人、上場企業の特徴などに違いがあります。

比較項目 福岡証券取引所 東京証券取引所
所在地 福岡市中央区天神 東京都中央区日本橋兜町
運営形態 証券会員制法人 株式会社東京証券取引所
主な一般市場 本則市場、Q-Board プライム、スタンダード、グロース
プロ向け市場 Fukuoka PRO Market TOKYO PRO Market
特徴 九州・地域企業の上場支援に強み 全国を代表する大規模な株式市場
通常の取引時間 9:00~11:30、12:30~15:30 9:00~11:30、12:30~15:30

東京証券取引所は日本取引所グループ(JPX)の傘下にある株式会社です。一方、福岡証券取引所は「証券会員制法人」という形態で運営されています。

また、企業は必ずどちらか一方だけを選ばなければならないわけではありません。東証と福証の両方に上場している「重複上場」の企業がある一方、福証だけに株式を上場している「単独上場会社」もあります。

福岡証券取引所には3つの市場がある

現在の福証には、性格の異なる本則市場、Q-Board、Fukuoka PRO Marketがあります。企業の成長段階や対象となる投資家によって役割が異なります。

本則市場

福証の一般的な株式市場です。一定の株主数、時価総額、事業継続年数、純資産、利益などについて上場基準が定められています。

Q-Board(キューボード)

Q-Boardは、成長可能性を持つ企業を主な対象とする福証の新興市場です。2000年5月に開設されました。

対象となるのは、九州周辺に本店がある企業、または九州周辺で事業実績・事業計画を持つ企業です。本則市場と比べて上場時価総額や株主数などの形式基準が成長企業向けに設定されていますが、企業経営の健全性、内部管理体制、情報開示、投資者保護などについて実質的な審査も行われます。

Fukuoka PRO Market

Fukuoka PRO Marketは2024年12月に開設された、福証では約四半世紀ぶりとなる新市場です。一般投資家を対象とする本則市場やQ-Boardと異なり、特定投資家等、いわゆるプロ投資家を対象とする市場です。

一般市場のような株主数や時価総額などの数値による形式基準を設けず、「F-Adviser」と呼ばれる専門機関が企業の上場適格性を確認し、上場後の適時開示などについて助言・指導する制度を採用しています。

ここまでは福証の基本構造です。次に重要なのが、「実際にどのような条件を満たすと本則市場やQ-Boardに上場できるのか」という上場基準です。

本則市場とQ-Boardでは、株主数や時価総額だけでなく「利益が必要かどうか」にも大きな違いがあります。単独上場28社の顔ぶれとあわせて次ページで整理します。