日本の代表的な株価指数一覧
日経平均株価(日経225)
東京証券取引所プライム市場に上場する銘柄を中心に、日本経済新聞社が選定する225銘柄で構成される代表的な株価指数です。株価平均型の指数であるため、一般に株価水準の高い構成銘柄の値動きが指数に与える影響も大きくなります。
構成銘柄は原則として年2回、4月初めと10月初めに定期入れ替えが行われます。
TOPIX(東証株価指数・トピックス)
TOPIXはJPX総研が算出・公表する、日本株市場を広範にカバーする代表的なベンチマークです。1968年1月4日の時価総額を100として指数化され、浮動株時価総額加重型で計算されています。
なおTOPIXは制度見直しが進められており、JPXは2026年10月に次期TOPIXルールによる初回の定期入れ替えを実施する予定としています。次期ルールでは市場区分をまたいだ母集団から、流動性などの基準を用いた定期入れ替えが行われる方向です。
JPX日経インデックス400
JPX総研と日本経済新聞社が共同で算出する指数です。一定の選定基準によって構成銘柄を決定し、日本株の代表的な指数の一つとしてETFや先物などにも利用されています。
東証グロース市場250指数
東証グロース市場に上場する銘柄の中から構成される指数で、成長企業群の値動きを見る際の代表的な指標の一つです。
世界の代表的な株価指数一覧
- S&P500:米国大型株市場を代表する指数。S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが算出し、500社で構成されます。
- ダウ・ジョーンズ工業株価平均:米国を代表する30社からなる価格加重型指数です。
- Nasdaq-100:Nasdaq市場に上場する大手非金融企業を中心とする100社の指数です。2026年5月には算出方法の一部改定が実施されています。
- FTSE100:ロンドン証券取引所に上場する大型企業100社で構成される英国の代表的指数です。
- EURO STOXX 50:ユーロ圏の代表的な大型株50銘柄で構成される指数です。
- MSCI ACWI:先進国と新興国の大型・中型株を幅広く対象とする世界株指数です。
- MSCI Emerging Markets:新興国の大型・中型株市場を幅広く捉える代表的な指数です。
「世界株」と呼ばれる指数でも、先進国だけを対象にするもの、新興国を含むもの、小型株まで含むものなど範囲はさまざまです。投資商品の名称だけで判断せず、どの指数への連動を目指しているのかを確認することが重要です。
ベトナムの株価指数は何を見る?VN-Index・VN30・MSCI Vietnam
ベトナム株を見る際に代表的なのが、ホーチミン証券取引所(HOSE)のVN-Indexです。また、大型で流動性の高い銘柄を対象とするVN30も広く利用されています。
国際的な指数会社では、MSCI Vietnam IndexやFTSE Vietnam Index Seriesなども算出されています。MSCI Vietnam Indexはベトナム市場の大型・中型株を対象とし、市場の約85%をカバーすることを目標とした指数です。
ベトナム市場について特に押さえておきたい2026年の動きが、FTSE Russellによる市場区分の変更です。FTSE Russellは2026年4月、ベトナムをFrontier(フロンティア)からSecondary Emerging(セカンダリー・エマージング)へ再分類し、2026年9月21日の市場開始から実施することを正式に確認しました。組み入れは段階的に行われる予定です。
ただし、指数会社によって国の分類基準は異なります。MSCIでは2026年時点でベトナムはフロンティア市場の枠組みに含まれており、「FTSEで新興国になった=すべての指数会社で同じ扱いになった」という意味ではありません。
トルコの株価指数はBIST100とMSCI Turkeyが代表例
トルコ株の代表的な指数としては、イスタンブール証券取引所(Borsa İstanbul)が算出するBIST100があります。BIST100はトルコ株式市場を把握するための主要ベンチマークで、現地通貨トルコリラ(TRY)ベースで表示されます。
国際指数ではMSCI Turkey Indexがあり、トルコ市場の大型・中型株を対象として市場の約85%をカバーすることを目標としています。
日本から海外株価指数を見る場合は、現地指数そのものの騰落率に加え、為替変動にも注意が必要です。トルコリラ建て指数が上昇していても、円に対してトルコリラが下落すれば、円換算した投資成果は指数そのものの上昇率とは異なる可能性があります。ベトナムドンなど他の海外通貨でも同様です。
株価指数の「利回り」には複数の意味がある
「株価指数の利回り」という言葉は、文脈によって意味が変わるため注意が必要です。代表的なのは次の2つです。
一定期間の騰落率・リターン
たとえば指数が1年前より10%高ければ、単純な価格ベースでは1年間で10%上昇したと表現できます。ただし、これは通常、配当を含めているかどうかを確認する必要があります。
配当利回り
構成銘柄が支払う配当と株価水準をもとに、指数全体の配当利回りが算出されることもあります。MSCIなどの指数情報では「Div Yld」として表示される例があります。
また、指数には価格指数(Price Return)と配当込み指数(Total Return)があります。価格指数は基本的に構成銘柄の価格変動を表すのに対し、トータルリターン指数は配当の再投資を考慮します。
長期の運用成果を比較する場合、価格指数だけを見ているのか、配当込み指数を見ているのかによって結果が変わるため、必ず同じ基準同士で比較しましょう。
指数を見るだけなら比較的シンプルですが、実際に先物やCFDで取引する場合は仕組みが一変します。特に「少ない資金で大きな金額を動かせる」取引には、見落としやすいリスクがあります。
株価指数先物とCFDは似て見えても、取引場所や期限、価格形成、証拠金制度が異なります。違いを知らずに同じ商品だと考えるのは禁物です。

