AI投資とは?仕組み・おすすめ比較・NISAでの始め方を2026年版でわかりやすく解説

AI投資のおすすめ比較は「目的別」に考える

AI投資ランキングには、すべての利用者に共通する絶対的な順位はありません。運用をすべて任せたいのか、NISAを利用したいのか、AI関連企業へ投資したいのかによって、適した選択肢が変わるためです。

2026年7月時点の主なサービスを、目的別に整理すると次のようになります。

選択肢 代表例 主な費用 NISA 向いている目的
AI活用型の投資一任サービス ROBOPRO 運用資産の年率1.1%。3,000万円を超える部分は年率0.55% 対象外 AIによる機動的な資産配分を利用したい
証券会社で利用するAIラップ SBIラップ AI投資コース 投資一任手数料は年率0.660%。別途、投資信託やETFの費用が発生 契約前に最新情報を要確認 SBI証券内でAI運用を利用したい
NISA対応のおまかせ運用 WealthNavi「おまかせNISA」 つみたて投資枠部分は手数料ゼロ。成長投資枠部分などは所定の手数料 対応 NISAの非課税枠と自動運用を組み合わせたい
楽天証券のおまかせ運用 楽ラップ 固定報酬型は最大年率0.715%。別途、投資信託の費用などが発生 対象外 楽天証券で資産運用を任せたい
AI関連企業へのテーマ投資 AI関連の投資信託・ETF 商品ごとに信託報酬などが異なる 対象商品であれば利用可能 AI産業の成長に投資したい

手数料やNISAへの対応状況は変更される可能性があります。申し込み時には、公式サイト、重要情報シート、交付目論見書、契約締結前交付書面を確認してください。

AI投資ランキングを見るときの5つの基準

AI投資ランキングやAI投資信託ランキングは、評価期間や基準によって順位が変わります。直近1年間の運用成績が高くても、その後も同じ結果になるとは限りません。

1.AIをどこに使っているか

AIが市場予測に使われているのか、銘柄選定に使われているのか、利用者への運用プラン提案だけに使われているのかを確認します。

「AI搭載」と書かれていても、実際の売買判断のすべてをAIが行うとは限りません。

2.手数料を合計して比較する

投資一任サービスでは、表面上の利用手数料だけでなく、投資対象となる投資信託の信託報酬やETFの経費率などが発生する場合があります。

たとえばSBIラップ AI投資コースでは、投資一任手数料に加えて、投資対象ファンドの信託報酬やETFの経費率が間接的に差し引かれます。

AI投資信託の場合も、購入時手数料の有無、信託報酬、信託財産留保額などを確認しましょう。

3.どの資産へ投資するか

同じAI投資でも、世界の株式、債券、不動産、金へ分散するサービスと、AI関連株へ集中する投資信託ではリスクが異なります。

AI関連株に集中するファンドは、AI市場が拡大していても、金利上昇、半導体需要の変化、企業業績、株価の割高感などによって大きく値下がりすることがあります。

4.運用実績の条件をそろえる

運用成績を比較するときは、同じ期間、同じ通貨、手数料控除後かどうかをそろえる必要があります。

実際の運用実績と、過去のデータを用いたバックテストを同じものとして比較することもできません。バックテストは一定の条件を置いたシミュレーションであり、実際の投資結果ではないためです。

5.NISAを利用できるか

NISA口座で購入した株式や投資信託から得られる売却益、配当、分配金は非課税になります。一方、すべてのAI投資サービスがNISAに対応しているわけではありません。

NISAを優先する場合は、NISAに対応したロボアドバイザーや、NISA対象のAI関連投資信託を候補にするとよいでしょう。

NISAでAI投資を始める方法

NISAでAI投資を始める方法は、「NISA対応のおまかせ運用を利用する方法」と「NISA対象のAI関連投資信託を自分で購入する方法」に分かれます。

NISA対応の自動運用サービスを利用する

WealthNaviの「おまかせNISA」のように、NISAのつみたて投資枠と成長投資枠を使い分けながら、自動で分散投資するサービスがあります。

ただし、自動運用サービスであっても、必ずしもAIによる相場予測を行うとは限りません。「AI投資」という名称よりも、NISA対応、投資対象、手数料、運用方針を優先して確認しましょう。

NISA対象のAI投資信託を購入する

証券会社のNISA口座では、AI関連企業へ投資する投資信託やETFを購入できる場合があります。実際に利用できるかどうかは、金融庁が公表するつみたて投資枠対象商品や、資産運用業協会が公表する成長投資枠対象商品の情報で確認できます。

NISAでの基本的な設定手順は次のとおりです。

  • NISA口座を開設する金融機関を決める
  • 購入したい商品がNISA対象か確認する
  • つみたて投資枠または成長投資枠を選択する
  • 毎月の積立金額や購入日を設定する
  • 目論見書で手数料とリスクを確認する

ROBOPROや楽ラップのようにNISA対象外のサービスは、NISA口座の設定を変更するだけでは利用できません。課税口座で利用するか、別のNISA対象商品を組み合わせる必要があります。

AI投資信託ランキングで確認したい項目

AI投資信託は、直近の値上がり率だけで選ばないことが重要です。少なくとも次の項目を比較しましょう。

  • 連動を目指す指数または運用方針
  • 組入上位銘柄と国・地域の割合
  • 半導体や大型IT企業への集中度
  • 為替ヘッジの有無
  • 信託報酬などの保有コスト
  • 純資産総額と資金の流出入
  • NISAの対象区分
  • 過去の最大下落率や値動きの大きさ

AI関連企業に投資するファンドは、同じ銘柄を複数保有していることがあります。全世界株式や米国株式のインデックスファンドをすでに保有している場合、AI投資信託を追加すると、特定の米国大型株や半導体株への投資割合が想定以上に高くなる可能性があります。

便利に見えるAI投資にも、機械だからこそ起こり得る弱点や、無料アプリを装った投資勧誘の危険があります。安全な始め方は次のページで確認できます。