資産形成とは?初心者向けの始め方・年代別の考え方・NISAシミュレーションを解説

資産形成を始めたいと思っても、「何から手をつければよいのか」「貯金と投資をどう分ければよいのか」「NISAでは毎月いくら積み立てるべきか」と迷うことは少なくありません。資産形成で大切なのは、話題の商品を急いで購入することではなく、生活を守るお金と将来に向けて育てるお金を整理し、自分に合った方法を無理なく続けることです。この記事では、資産形成の意味や初心者向けの始め方、20代・30代・40代・50代の考え方、シミュレーションの方法、投資信託や保険を選ぶ際の注意点までわかりやすく解説します。

貯金や投資による資産形成をイメージした画像

この記事の主な内容

  • 資産形成と貯金・資産運用の違い
  • 初心者が資産形成を始める手順
  • 20代・30代・40代・50代の考え方
  • NISAを使った積立シミュレーション
  • 投資信託・保険・情報サイトの確認ポイント

資産形成とは将来に向けて資産を準備すること

資産形成とは、預貯金や投資などを活用し、将来必要になるお金を計画的に準備していくことです。投資だけを意味する言葉ではありません。毎月一定額を貯金すること、家計の固定費を見直すこと、収入を増やすことも資産形成の一部です。

資産形成と似た言葉に「資産運用」があります。資産形成は、まだ十分な資産がない段階からお金を積み上げていく取り組みです。一方、資産運用は、すでに保有している資産を預金、株式、投資信託などに配分して管理・運用することを指します。

貯金と投資はどちらか一方を選ぶものではない

資産形成では、貯金と投資を目的に応じて使い分けることが重要です。近いうちに必要になる生活費、税金、教育費、車の購入費などを値動きのある商品へ回すと、必要な時期に価格が下落している可能性があります。

そのため、まずは急な病気、失業、家電の故障などに備える生活予備資金を預貯金で確保し、当面使う予定のないお金から投資を検討するのが基本です。生活予備資金の適正額は、雇用形態、家族構成、毎月の支出などによって異なるため、「全員が一律に何カ月分」と決める必要はありません。

初心者向け資産形成の始め方は5段階

1.毎月の収入と支出を把握する

資産形成を始める前に、手取り収入と毎月の支出を整理します。家賃や住宅ローン、通信費、保険料などの固定費に加え、食費、日用品費、娯楽費なども確認しましょう。

細かな支出をすべて削るより、利用していない定額サービスや過剰な通信プランなど、継続的に発生する支出から見直したほうが効果を維持しやすくなります。

2.お金を使う時期ごとに分ける

  • すぐに使うお金:毎月の生活費や近い時期の支払い
  • 数年以内に使うお金:結婚、進学、住宅購入、車の買い替えなど
  • 長期間使わないお金:老後資金や将来のための積立資金

数年以内に使う予定がある資金は、安全性や換金性を優先する必要があります。投資は価格変動があるため、基本的には長期間使う予定のない資金で行います。

3.目標金額と期限を決める

「できるだけ増やしたい」という目標だけでは、適切な積立額や運用方法を判断できません。「15年後までに教育費を準備する」「65歳までに老後資金を積み立てる」など、目的と期限を具体的に設定します。

4.少額で積立を始める

初心者が最初から大きな金額を投資すると、価格が少し下がっただけでも不安になり、途中で売却してしまうことがあります。まずは家計に負担をかけず、相場が下落しても継続できる金額から始めることが大切です。

5.年に1回程度は計画を見直す

収入、家族構成、住宅購入、転職などによって、家計の状況は変化します。積立を始めた後も、目標金額、積立額、保有商品のリスクが現在の生活に合っているかを定期的に確認しましょう。

同じ積立額でも、始める年齢や運用期間によって将来の結果は変わります。年代別の考え方と具体的な試算は次のページで確認しましょう。