価格帯別出来高とは?見方・使い方からTradingView、楽天証券、SBI証券、moomoo、MT5まで徹底解説

価格帯別出来高をTradingViewで見るには?

TradingViewでは、価格帯別出来高に相当する機能として出来高プロファイル(Volume Profile)が提供されています。公式ヘルプでは、固定期間出来高プロファイル(FRVP)、可視範囲出来高プロファイル(VRVP)、セッション出来高プロファイル(SVP)、周期的出来高プロファイル(PVP)、アンカー出来高プロファイル(AVP)など複数の種類が案内されています。

TradingViewで使い分ける代表例

  • 可視範囲出来高プロファイル:現在チャートに見えている範囲を中心に分析したい場合
  • 固定期間出来高プロファイル:自分で指定した期間の出来高分布を確認したい場合
  • アンカー出来高プロファイル:特定の起点から現在までの分布を確認したい場合
  • セッション出来高プロファイル:取引セッション単位の分布を確認したい場合

利用可能な機能はTradingView側のプランや仕様変更の影響を受ける可能性があります。実際に利用するときは、その時点のTradingView公式画面で対象機能が利用可能か確認してください。

価格帯別出来高を楽天証券・マーケットスピードで見る方法

マーケットスピード IIでは価格帯別出来高に対応

「価格帯別出来高 楽天証券」「マーケットスピード 価格帯別出来高」で確認したい場合、楽天証券のマーケットスピード IIには価格帯別出来高の表示機能があります。

楽天証券の公式オンラインヘルプでは、チャート上で右クリックし、「表示」→「価格帯別出来高」を選択する方法が案内されています。また、表示本数を指定でき、表示期間の高値から安値までを設定した本数の価格帯に分けて出来高を表示します。

マーケットスピード IIでは、板にも価格帯別出来高を表示する設定があります。チャートだけでなく板情報とあわせて確認できる点が特徴です。

スマホなら楽天証券のiSPEEDでも確認可能

価格帯別出来高 スマホ アプリという条件では、楽天証券の国内株向けスマートフォンアプリiSPEEDも選択肢の一つです。楽天証券は2020年のアップデートでiSPEEDに価格帯別出来高を追加しており、テクニカルチャート上で確認できることを公式に案内しています。

価格帯別出来高をSBI証券で見る方法

「価格帯別出来高 sbi」では、PC向けHYPER SBI 2とSBI証券の株アプリの両方で確認方法があります。

HYPER SBI 2

SBI証券の公式操作ガイドでは、個別チャートに「価格帯別出来高の表示」ボタンが用意されています。また、全板サービスでは「出」ボタンを押すと価格帯別出来高の数量を表示でき、さらに操作することでインジケーター表示もできます。

SBI証券 株アプリ

国内株向けのSBI証券 株アプリについても、公式操作ガイドに「タップすると、チャートに重ねて、価格帯別出来高の棒グラフが表示されます」と明記されています。そのため、PCを開かなくても国内株の価格帯別出来高をスマートフォンから確認できます。

また、SBI証券の米国株アプリでは価格帯別出来高(VPVR)が利用可能なテクニカル指標として公式ガイドに掲載されています。

価格帯別出来高をマネックス証券で見る場合

「価格帯別出来高 マネックス」については、マネックス証券の銘柄詳細チャートで価格帯別出来高が提供されています。

特に知っておきたいのが計算方法です。マネックス証券公式ヘルプでは、チャート表示期間を一定の値幅に20分割し、各ローソク足の終値を基に出来高を累積してグラフ表示すると説明されています。

これは「実際の全約定を1円単位ですべて分類したもの」と同じ意味ではありません。したがって、TradingViewなど別サービスの出来高プロファイルと比較した際に、形が完全に一致しなくても不思議ではありません。

価格帯別出来高をmoomooで確認するときの重要な違い

「価格帯別出来高 moomoo」で特に注意したいのは、moomooの「ポジションコスト配分(Position Cost Distribution)」を通常のVolume Profileと同一視しないことです。

moomoo公式の説明によると、ポジションコスト配分は、異なる価格水準で投資家が保有している株式数を推定して表示する機能です。公式資料でも、このデータはアルゴリズムによる推定値であり参考情報であることが明記されています。

一方、一般的なVolume Profileは、設定した期間について取引された出来高を価格帯別に集計する考え方です。そのため、「保有コストの推定分布」と「過去の出来高分布」は目的も計算方法も異なります。

なお、2026年7月16日付の米国向けMoomoo Engine公式案内では、Volume ProfileはComing soon(今後提供予定)と記載されていました。これは米国向けサービスの情報であり、日本向けmoomoo証券への提供状況と自動的に同一とはいえません。日本版で利用する際は、アプリ内の最新機能表示を確認することが重要です。

mt5 価格帯別出来高は「Market Profile」と「Volume Profile」を区別する

MT5(MetaTrader 5)についても用語の違いに注意が必要です。MetaTrader 5公式のモバイル版にはMarket Profileインジケーターがありますが、公式説明では各価格水準に価格が滞在した時間を計算して表示する仕組みです。

つまり、これは一般的な「実際の出来高を価格帯ごとに集計するVolume Profile」と完全に同じものではありません。

MQL5公式サイトのCode BaseやMarketには、MetaTrader 5向けのVolume Profileインジケーターも公開されています。ただし、標準搭載機能なのか追加インジケーターなのか、実出来高とティックボリュームのどちらを利用しているのかなどは、使用するインジケーターや取引商品、データ提供元によって異なるため、仕様を確認して利用する必要があります。

価格帯別出来高で最も重要なのは「棒が長い場所を見つけること」だけではありません。期間設定によって結論が変わる落とし穴と、個別株での正しい使い方を次ページで解説します。