地震から守るためには
デスクトップパソコンを使っている場合、地震対策をしていないと転倒してパソコン本体が故障するだけでなく、保存しているデータまで消失してしまう恐れがあります。また、人の体の上に落下すると危険です。耐震用ストッパーや耐震粘着ゴムなどを使ってパソコンを固定しておきましょう。パソコンのそばに家具がある場合には、転倒防止用のツッパリ棒やL字金具を使って家具も固定する必要があります。
落雷から守るためには
落雷が怖いのは、電線や電話線を通って過電圧・過電流が発生することです。それによってパソコンや周辺機器が故障したり、発火したりする危険性があります。パソコン使用時に雷鳴が聞こえたら、速やかにデータを保存してパソコンの電源を切り、コンセントを抜きましょう。外出中などはコンセントを抜くことができないので、雷サージ対策用の電源タップの使用をおすすめします。また、突然の停電に備えて、UPS(無停電電源装置)も備えておきましょう。
浸水から守るためには
近年、台風やゲリラ豪雨などで浸水被害が頻発しています。電気系統は水に弱いため、万が一のために対策をとっておかねばなりません。下からの浸水に対しては、動かせるパソコンであれば少しでも高い場所に移動させます。しかし、それが難しい場合もありますし、雨漏りで上から濡れることも考えられます。データを外付けハードディスクにバックアップしたら、パソコンから離して安全な場所に保管しましょう。
クラウド活用のすすめ
災害によりパソコン本体が破損したとしても、最低でもデータが残っていれば安心です。そのためには、クラウドサービスを利用しましょう。万が一被災した場合でもデータが守られる可能性が高くなります。