複雑模様のQRコードですが、いったいどのような作りで構成されているのでしょうか?QRコードの種類と大きさに焦点を当てて解説していきます。
QRコードの種類
QRコードにはいくつか種類があるって知ってました?今回はその中から3つ抜粋してご紹介いたします。
■QRコード モデル1、モデル2
現在多くの場でQRコードと呼ばれているものは、モデル2で7089桁までの数字を扱うことができます。モデル1は最初に作られたもので1167桁までしか扱うことができませんでした。モデル1を改良したのがモデル2になります。
■SQ RC
見た目はモデル2のQRコードと変わりはありませんが、データ読み取りの制限機能を持っているので、情報の管理や共有に利用できます。会社内での漏らしたくない情報や個人情報を入れるのにおすすめです。
■フレームQR
QRコードの中に好きな文字や画像をいれることができます。オシャレでデザイン性のあるQRコードが作成できるので、商品のキャラクターやロゴを入れれば、販売促進などに一役買いそうです。
QRコードの大きさ
出典:QRコードドットコム
QRコードは、それぞれの種類(バージョン)上でセルの数が決められています。セルとは、QRコードを作っている白や黒の四角い点のことです。例えば、「モデル2」の場合、バージョンは1~40まであります。バージョン1は【21セル×21セル】、バージョン40は【177セル×177セル】と決められています。
バージョンごとに4セルずつ増えていくので、バージョン2は【25セル×25セル】、バージョン3は【29セル×29セル】…という風に増えていきます。
データ量が多いほどサイズは大きくなる
QRコード内に入れたい情報が多ければ多いほどセルも増えていく仕組みなので、自動的にQRコード自体のサイズも大きくなっています。時代が進むにつれて必要性が上がってきたQRコードのですが、スマホアプリなどでは、情報量が多い細かいコードを読み取る性能の向上もさらに必要になってきています。