緊張型頭痛は慢性頭痛の中でも最も発症する機会が多い頭痛なんだそうです。高齢者から子供まで誰でもなりやすいのが理由でしょうか。主な原因は、同じ姿勢を続けていることで起こる血流の悪化と言われていますが、それがマッサージやツボ押しで改善される方法があったら助かりますよね。では、ちょっとした空き時間にできるマッサージについてお教えしたいと思います。

＜緊張型頭痛に効くマッサージ＞

緊張型頭痛は首の後ろから肩似かけての血流が悪くなって起こる現象なので、まずは血流促進の為に温めるのが効果的です。電子レンジやお湯を使ってホットタオルを作り、首の後部を温めてあげると血管が広がり血流改善効果が得られます。後ろ髪の付け根の窪みにある風池（フウチ）というツボは緊張型頭痛改善に効果的なツボなので、そこを押したり温めたりすると更に効果的です。最後に首全体を前後左右にゆっくり傾けてしっかりストレッチをすれば完了。パソコン作業などのデスクワークをされる方はこれらの動作を定期的に行なうことで緊張型頭痛を予防改善することができますよ。

＜緊張型頭痛に効くツボ＞

緊張型頭痛に効くツボもいくつかあります。疲れたと感じたらツボを刺激してみるのも効果的かもしれません。

「太陽（たいよう）」目の疲れにも効果的です。
「百会（ひゃくえ）」不眠や自律神経を整える効果もあります。
「印堂（いんどう）」頭全体の痛みや眼精疲労などにも効果的です。
「肩井（けんせい）」肩こりにとても効果的なツボです。

これらを少しの休憩時間を取りながら刺激すれば、血流促進効果が得られ頭痛予防にもなります。

＜偏頭痛時は要注意＞

これらマッサージが効果的なのはパソコンの使いすぎや同じ姿勢を続けたことにより起こる緊張型頭痛のみです。血管が拡張されて炎症を起こして頭痛になる偏頭痛の場合は、痛い部分を冷やして安静にする対処が必要になってきますので、マッサージなどで血流促進するのは全くの逆効果になりますので注意が必要です。また、どちらもミックスされた頭痛も存在するので、その場合には偏頭痛治療を優先して静かな場所で休むようにした方が良いですね。