皆さんも一度くらいは頭が痛くて困った経験をお持ちだと思います。私自身も理由も分からずに頭が重くなったり、頭痛が始まったりとかなり不愉快な気分を体験しています。いわゆる頭痛持ちと言われている方は、日本人の3人に1人は居るそうです。結構な確率で皆さん頭痛に悩まれているんですね。

＜頭痛は病気のサインかも？＞

しかし頭が痛いといって直ぐに病院に行ったりする人はなかなか居ないと思います。大抵はとりあえず頭痛薬でも飲もう、で済ませてしまうでしょう。でも中にはすぐに救急で病院まで行かないと命取りになるような危険な頭痛もありますので、次に挙げるような「いつもとは違う頭痛」を感じた場合は注意してくださいね。

＜痛みが強い頭痛＞

頭が痛いと一言で言っても強さや次第に痛みが増すものなど様々です。危険な頭痛だと判断するポイントとしては「今までに感じたことのない強い頭痛」「突然の激しい痛み」「痛みが急激に強まる」「回数を重ねるごとに痛みが徐々に強くなる」などの症状がある場合です。

今までに体験したことのない頭痛や急激に来る痛み、痛みが変動する症状は慢性頭痛経験者の方でも体験した事がないと思いますので、いつもと違う痛みを感じたら即病院に行くのが良いですね。主にこのような症状がある場合は、くも膜下出血や脳出血などの脳内出血が疑われます。どちらも怖い病気ですね。

＜発熱や運動機能障害を伴う頭痛＞

頭痛が酷いことに加えて発熱を伴っていたり、手足の痺れ、痙攣、物が二重に見えるなどの症状がある場合も「いつもとは違う頭痛」ですので急いで病院に行った方が良いです。脳腫瘍が大きくなっている症状であったり、髄膜炎などを引き起こしている可能性があります。また、上手く喋れなくなっていたり、物忘れ、おかしな行動をするなどの症状が出ることもあり、この場合は周りにいる人が気づいてあげないと手遅れになる場合が多いので、もし見つけたら直ぐに救急搬送を手配するのが良いと思います。

＜いつもの頭痛と決め付けない＞

頭痛持ちの人は「またいつもの頭痛だから頭痛薬を飲めば治るだろう」という安易な考えになってしまいがちと思います。普段はそこまで気にしなくても良いとは思いますが、命取りになる危険な頭痛がある事を知っておくだけでも救急時の判断ができるようになる筈です。頭が痛くなったときに完全にいつもの頭痛と決め付けず、少し危険を疑う事をするとリスクを減らしていけると思いますよ。