低血圧改善には、バランスの良い食事を一日3食きちんととる、ということが基本です。もともと朝食は食べないかヨーグルトだけといった食生活を送っていた私は、低血圧改善のために、改めて食生活の見直しを行いました。1回の食事の中に血行を良くする食材や体温を上げる食材を上手に取り入れることで、低血圧の辛い症状も徐々に改善されてきました。

【低血圧改善に効果的な食事とは？】

たんぱく質には体温を上げる効果があります。私の場合、毎食1品以上、たんぱく質を取り入れるようにしました。その日の気分によって、魚や肉、豆腐、チーズなどを使い分ければ良いだけなので、比較的簡単に継続できました。また、私は血液の循環が悪く体温自体も低いので、ショウガも積極的に取り入れるようにしました。

それまでは、あまりショウガを使ったことがなかったのですが、その即効性に感動し、日常の料理以外にもジンジャークッキーやショウガドリンクなども積極的に取っていました。低血圧の人は塩分も適度に取り入れた方が良いのですが、取り過ぎはむくみにつながってしまうので、私は普段通りの使用を心がけました。

【一長一短!?嗜好品は上手に取り入れよう】

嗜好品の中には血圧を上げる効果のあるものが多くあります。

例えばコーヒーやお茶に含まれるカフェインは血圧を上げ、寝起きの悪さを改善してくれますが、反面、取り過ぎることで低血圧改善に重要な要素の睡眠を妨げることもあるので注意が必要です。私の場合は、夕方以降はなるべく飲まないようにしていました。

ワインなどのアルコールも適度に取ると血行を良くすると言われていますが、アルコールには血管拡張作用があり、血圧を下げてしまいます。と言っても、お付き合いもあるので完全な禁酒にはせず、グラス１杯程度をゆっくり楽しむように心がけていました。

また、女性の中にはスイーツなどの糖質に目がない方もいらっしゃることでしょう。糖は脳の働きを助けてくれるので、頭がボーっとしているときや、疲労を感じた時には効果的です。半面、取り過ぎると体を冷やしてしまいます。私は体がきついときや、自分へのご褒美が必要な時にスイーツを買いに走っていました。

【取り方もひと工夫するとさらに効果的に】

低血圧を改善してくれる食事はいろいろありますが、食事の内容だけでなく、その取り方も工夫するように心がけました。温かい食事を食べる、ゆっくりと噛んでたべる、決まった時間に食事をとる…。ちょっとしたことですが、余裕がある時に取り組んでみるだけでも効果的を実感することができました。