デザインに興味が無くても楽しめる、ちょっと変わったギャラリーをご紹介します。ギャラリーの向かいにはカフェスペースもあり、目の前は芝生なので、天気の良い日にはピクニック気分でくつろぐことができます。かしこまらず、気軽にアート体験できます。

＜21_21DESIGN SIGHTって？＞

21_21 DESIGN SIGHTは流行の最先端の一翼を担う、六本木らしい展示スペースです。名前の通りデザインを中心とした展示が行われるギャラリーなのですが、内容にあまり興味が無くても、芝生の中を地下にもぐり、また出てくる、という鑑賞方法だけでもなんか楽しめます。安藤忠雄さん設計です。

わたしが行った時は陶芸家のルーシー・リーの作品を中心とした展示が行なわれていました。ちょっとメジャーとマイナーの中間のようなテーマの展示が行われます。知っている人はすごい知っているけれど、一般的に知られているかというとそうでも無い、というような。ルーシー・リー展の時は会場内に大きな池のような空間が出来ていて、その水の上に点点と浮かぶ島のように器が展示されていました。決して広いスペースではないのですが、ガラスなど鑑賞者と作品を隔てるものが無かったので、ピンクの器などの色遣いが間近で感じられて、とても興味深い展示でした。

＜21_21DESIGN SIGHTの楽しみ方＞

21_21 DESIGN SIGHTの展示は、割と開催期間が長いです。スペースも小さいので、近所の美術館の興味ある展示を見た後、ちょっと立ち寄るのに向いています。NHK Eテレで放送されている、デザインあ展など、子供も楽しめる展示も開催されています。言葉が通じ無くても見ただけでわかる展示が多いので、外国人向きでもあるかもしれません。

次回の展示は、フランク・ゲーリーの展示です（2015年9月現在）。チェコに行った時見逃してしまったダンシングビルはインパクトあり過ぎで、一度行きたいと思っているビルバオのグッゲンハイム美術館も個性があり大人気です。日本では神戸にフィッシュダンスという鯉の巨大オブジェがあるようです。ちょっとその発想がどこから出てくるのか覗いてみたい、面白そうな展示です。