めまいに一度なったら、めまいの再発予防に気を配りたいですよね。では、一体どうすればめまいの再発を防ぐことができるのでしょうか？今回は「良性発作性頭位めまい症」や「突発性難聴」「メニエール病」の再発予防・再発時の対応についてお話しします。

【良性発作性頭位めまい症の再発予防・再発時の対応とは？】

耳の奥には三半規管という平衡器官があり、その中にある耳石（じせき）が本来の場所から移動してしまうことでめまいが誘発されるのが「良性発作性頭位めまい症」です。実は、期間を置いて再発する人が多く、予防が難しいのですが、耳石が三半規管に落ち込まないように、やや頭の位置を高くして寝る再発予防法があります。

また、同様の症状が起きたときには、早期にめまいリハビリを開始し、積極的に動くことで回復が早くなります。めまい症状が非常に強い場合は、再度耳鼻科を受診するのも一つです。症状を和らげる薬をもらうことで、リハビリをスムーズに開始できます。

【「突発性難聴」「メニエール病」の再発予防・再発時の対応とは？】

この２つに関しては、原因が十分に解明されていませんが、大きな音への曝露やストレスが一因と言われています。しかし、全く思い当たることがなくても子供から高齢者まで突然発症することがあり、その場合予防は困難です。突発性難聴に関しては、人生に一度きりで再発はしないと考えられています。しかしメニエール病の場合、再発を繰り返すタイプがあり、めまいと難聴を繰り返しながら徐々に聴力が落ちていく人がいます。その場合、完治は難しいのですが、早めに耳鼻科を受診して、治療を早期に開始することで、症状の進行をなるべく抑えることができます。難聴を伴うめまいの再発時は、すぐに耳鼻科にかかることが大事です。

【まとめ】

今回は、内耳性めまいの再発防止や再発時の対応についてお伝えしました。突発性難聴以外は再発する可能性あり、再発時の対応が異なるので注意が必要です。難聴を伴うめまいの場合はすぐに耳鼻科を受診しましょう！