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主人の実家は関西で、私の実家は関東にあります。私達は事前に、義両親に「結婚式なんてしたいか」と尋ねられました。この質問に対して違和感を覚えましたが、主人の行いたいという意思表明により、とりあえず結婚式の話は進んでいきました。当初、顔合わせは関東で、結婚式は関西で行うという話でした。しかし、主人の仕事の都合で私達が関東に住んでいたこともあり、式場との打ち合わせなども考慮して、結婚式を関東でできないか義両親に伺いを立てました。すると、「結婚式を関東で行っても親戚が旅行できていいのではないか」と義両親から前向きな返事を頂きました。この時は、まだ良好な関係を築けていました。

・私が毒親ではないかと感じ始めたきっかけ

義両親からの承諾を得ることができたので、私達は、関東の結婚式場を調べ、義両親に何か所か候補をEメールで提案しました。すると、「結婚式は二人だけでしてください」とだけ返信がきました。主人が電話で義両親に意図を確認したところ、「関東で行うなら新郎側の親族は出席しない。結婚式で大事なのは、新郎新婦、次に新郎の親、親戚、友人であり、新婦側の列席者は新郎側のどの列席者よりも下ですよ」と言われました。また、顔合わせに関しても「そんなものやらなくて良い」と一方的に断られてしまいました。

これまで素直に義両親に従っていた主人も、さすがに強く反論しました。主人が義両親に反論したのは、これが生まれて初めてのことだそうです。私は義両親の対応がとてもショックで、義両親に対して不信感を抱きました。一方、主人は、義両親の発言内容よりも、義両親に反論したことによる関係悪化を恐れており、「親と戦っても得はしないから、関係が良くなったら親もよくしてくれるから我慢して」と、義両親の肩を持ち始めました。義両親との関係改善方法として、再び、義両親に完全服従という手法で解決しようとしていました。主人は、週末に何度も義両親と話し合いに行ったり、Eメールも懇切丁寧な文書を頻繁に送ったりするようにしていました。確かに主人の言うとおり、義両親に従うことで、義両親との関係が少しずつ良くなってきました。

・義両親が毒親であると確定したきっかけ

義両親が毒親であると確定したのは、主人の海外赴任の1か月前の時です。主人の仕事で、海外赴任が決まりました。その際、主人は義両親に「海外に行ってもいいか」と伺いに行きました。その時は、義両親は海外赴任に対しては賛成していました。しかし、数年後の帰国時の勤務先に不安があったようです。義両親は、自分たちの面倒を看てもらうために、主人や私を自分たちの近くに置いておきたいようで、私たちの勤務先、居住地は主人の地元以外には反対でした。

主人は勤務地に関係なく、海外赴任後も、学生時からの夢であった現職を継続したかったのですが、義両親の主張は、「勤務先が地元にならないなら今の仕事を辞めなさい。やめて地元の公務員か学校の先生になりなさい」とのことでした。この主張を通すため、誓約書を作り、署名と拇印を求めてきました。私に対しても「子供を2~3人産むこと」という誓約書に署名と拇印を求めてきました。挙句の果てに、「家を買っておくから」と、私達が帰国後に住む家まで勝手に決められそうになりました。

一般的には、この強要に対して強く反発すると思います。しかし、主人の頭の中には、まだ「親にはとても感謝している。反故にはできない」という考えが残っていたようで、反論することもなく、ただショックを受けるというだけの反応でした。私は、主人の態度に呆れ果てるとともに、今後もこの調子でことあるごとに義両親の考えに完全服従しなくてはいけないのではないかという不安から、『離婚』という文字が頭をよぎったほどです。義両親の要求と主人の態度について、二人でじっくりと話し合い、かつ毒親について書かれた本と出会ったことで、主人は義両親が毒親だとようやく認識してくれました。主人も、「君がいなければどうなっていたかわからない。ようやく目が覚めた」と言ってくれました。

・第三者から見た毒親

本にも書いてありましたが、自分を育ててくれた親が毒親だと認識するのは、自力では大変困難なようです。第三者からの方が、より早い段階で関係がおかしいことに気づくことができます。ただ、毒親というのは、家庭の話でもあり、第三者からはアドバイスしにくいという点があります。

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