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これまで、義両親とは2年間良好な関係を築いてきました。主人の仕事の都合により、2年目になって両家の顔合わせと結婚式をすることとなりました。そこで初めて義両親が毒親であることが分かりました。毒親とわかるまで、私は義両親のことを、「少し変わっている」程度に思っていました。主人は義両親に対して、「とても変わっているが大切に育ててくれた人達」と大変感謝しており、30年間義両親に全く反論することもなく育ってきたようです。ただ、主人の実家は家庭内での会話が多い方ではなかったようです。結婚式準備まで、主人も私も義両親と深く話し合う機会が少なかったことが、義両親が毒親のような存在と認識できなかった要因かもしれません。また当初、『毒親』という言葉そのものを知りませんでした。

・『毒親』という言葉を知ったきっかけ

顔合わせおよび結婚式の打ち合わせを進めるにあたり、義両親と幾度も会話の機会を持つようになりました。話し合いが進むにつれて、義両親から、結婚式の内容だけでなく、主人の仕事や私達の家庭への介入が増えてきました。次第に主人も義両親の対応に疲弊し始め、私達は義両親の態度に疑問を持つようになりました。私は、主人の精神的疲労を和らげようと、本屋でカウンセリング関連の本を探しました。立ち読みしている際に初めて『毒親』という単語を知り、毒親を持つ家庭が主人の家庭環境と合致することに気が付きました。実際、主人にその毒親について書かれている本を勧めてみると、「自分のことがそのまま書かれている」と驚いていました。そこで初めて、私たちは義両親が毒親であることが分かりました。

・毒親の種類とは?

毒親には、アルコール中毒や暴力、ネグレクト、性的虐待など様々なタイプがあります。私の義両親は、コントロール型でした。主人は既に成人し、家庭も持っているにもかかわらず、義両親は主人を全て自分の思い通りにしようとしていました。義両親の主人に対する希望としては、周囲に立派だと思われ、親戚にも自慢できる存在です。主人の職業としては、公務員や学校教員になって欲しいようです。そして、自分達の老後の介護をしてもらおうと、主人の意思を聞くことなく、様々な方法で、地元を離れないようにコントロールしていました。私に対しても、早く仕事を辞めて、専業主婦として、子供を作り育てるように強要してきました。

・『毒親』について知ってから

毒親という言葉を知るまで、義両親は『変わった人たち』『自分勝手な人たち』という認識でしかありませんでした。『毒親』について知り、義両親が毒親であると分かってから、義両親の態度にただ我慢するのではなく、義両親への対応方法が具体化・明確化されました。

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