最近、日本で「チアシード」というワードを頻繁に雑誌やテレビで見かけます。
海外セレブも愛用しており、日本でも芸能人や美意識の高い女性に注目されています。
美容や健康に良いと言われていますが、一体どのような栄養があるのでしょうか？
チアシードについて詳しくご紹介いたします。

【チアシードはどんなもので何に良いの？】

チアシードのチアは中南米産のシソ科植物の種子のことを言います。
水に浸すことによって水分を吸収し、膨らんでゼリーのようにプルプルとした食感になります。
大きさは胡麻より更に小さく、ミントの種子に似ているとも言われていますが
シソ科アサギリ属という部類でセージに近い種子と言えます。
歴史は古く、紀元前１５００年～９００年くらいにメキシコの中心部で栽培が行われていました。
長期保存に適しており、高エネルギーの食材としてお供え物や医薬品としても使用されていました。
そのチアシードの栄養価は１９９０年代のアメリカ・南米の科学者と栄養士たちの研究で再発見されました。
成分を分析したところ、疾病予防や肌の代謝を促してくれる作用がある
オメガ３脂肪酸や抗酸化物質が豊富ということが発表されて世の中に広まるようになりました。

【チアシードの栄養は美容や健康にとても優秀！】

まず、チアシードの１日の摂取量は大さじ１杯（１０グラム）を目安にしましょう。
チアシードの栄養素にはオメガ３脂肪酸、食物繊維、タンパク質、マグネシウム、亜鉛、カルシウムなどが含まれていますが、その中で『オメガ３脂肪酸』の１つである【α-リノレン酸】がとても豊富に含まれています。
α-リノレン酸は、食品からしか摂れない必須脂肪酸です。
その作用は動脈硬化の予防やアレルギー発症の抑制、脳を活性化させることが出来ます。

また、美容の役目を果たしてくれる栄養素が『食物繊維』です。
日本人は食物繊維が不足しているといわれています。
成人男性で２０グラム以上/１日、成人女性では１８グラム以上/１日が目標に対して、
チアシードは大さじ１杯で食物繊維が３．４グラムもあります。
豊富な食物繊維のおかげで便秘解消やデトックス効果が期待でき、ダイエットにもつながります。
まさに健康や美容に良いスーパーフードということです。

【美容と健康に良いチアシードは古くから伝わるスーパーフード！】

近年になってチアシードの栄養価、栄養素が優秀で美容や健康には欠かせない食材と分かりましたが
昔の人も医薬品に用いていたなど、健康には良い食材として扱われていたことになります。
人間に必要な栄養素が豊富ということで、日常的に摂取していきたいものです。
長期に保存が可能なため、買い置きしておけば家族でシェアできます。
健康で美しい身体を手に入れるためにチアシードを摂りましょう。