「ただ走るだけじゃ刺激がなくてつまらない…」
新しく走り始めた人の中には、そんな人もいるでしょう。
そういう場合には、思い切ってマラソン大会に申し込んでしまうことをおススメします。

【走り始めたばかりなのにもう大会！？】

大会に出ると聞くと、「そんなこと自分にはまだムリ！！」という人がたくさんいます。でも自信満々で大会に出ているランナーなんて、上位争いをするようなエリート市民ランナーでもそうそういません。むしろ「走った後のビールが楽しみ」というランナーのほうが多いくらいです。実際、ゴールした時のランナーの表情は、タイムに関わらず皆さん充実感に溢れています。速いか遅いかなんて関係ありません。むしろ、刺激がないと感じている人にはぜひ、大会を走ってみてほしいと思います。

【かえってプレッシャーにならない？心配な人には…】

とはいえ、あまりにハードルを上げ過ぎるとかえってプレッシャーになってしまうかもしれません。先週走り始めたばかりなのに「出るならやっぱりフルマラソン！」などと気負ってしまうと、逆に練習が億劫になってしまいます。まずは手頃な5㎞マラソンや10㎞マラソンからエントリーしましょう。思い切って落ち着いたレース選び、これが大事です。

【練習は大いに自己満足しよう】

目標レースが決まると、普段の練習が一気に面白くなってきます。毎日何となく走っていたのが、レースを意識して距離も少しずつ伸びていくでしょう。この時の距離の伸ばし方ですが、建物などを目安にする方法をおススメします。分かりやすく言うと、「今日は一つ先のあの電柱まで走ってみよう」という具合です。

距離を伸ばすというと、走り始めたばかりの人はどうしても一気に伸ばしてしまってケガをしがちですが、「一つ先の電柱や信号」程度ならそんなリスクを抑えることができます。そしてこの方法のいいところは、自分がどれだけレベルアップしたかを目で確認できることです。一つ先の電柱で振り返れば、前回よりも長く走った距離を直接見ることができます。「前回はここまで走れなかったんだよな」などと大いに自己満足しながら、ムリなく目標レースに向かっていきましょう。

【まとめ】

大会に出るようになるとランニングの楽しみがとても広がります。ダイエットのために自宅の周りを走るのもいいですが、それだけではどうしても義務のようになってしまいがち。大会をうまく利用して、ランニングの本当の楽しさを味わってください。