納豆にはさまざまな栄養素が含まれていますが、その栄養素を効果的に摂取する上で気をつけなければならないことがあります。それは、納豆を熱してしまわないことです。何故なら、納豆に含まれている「ナットウキナーゼ」は熱してしまうと死滅してしまうのです。そのナットウキナーゼを生かしたまま、納豆の効果を最大限にする納豆の食べ方とはどんなものなのでしょうか。

１、そのまま食べる

一番お手軽なのは、納豆は納豆としてそのまま食べるという方法です。熱をもたない薬味を混ぜるのもいいですね。ですが、熱々ごはんの上に乗せてしまうと、ごはんの熱でナットウキナーゼが減少してしまう恐れがあります。定番の食べ方ではありますが納豆の効果の「最大限」にという観点から言うと、納豆ご飯はベストな食べ方ではないのです。同様に、トーストの上に乗せたり、ゆでたてのパスタに混ぜるのも、死滅するとまではいかずともナットウキナーゼの減少に繋がります。

２、サラダなどにする

そのまま納豆だけ食べるのはちょっと・・・という方には、サラダがおすすめです。塩もみをして水気を切ったキャベツに、マヨネーズと納豆たれを入れた納豆を投入して混ぜるといった簡単な納豆サラダはいかがでしょうか。柚子胡椒などを足してもおいしくいただけます。また、大根サラダとも相性がいいですし、アボカドやキムチと混ぜて和えるのも、お酒のおつまみにもなる美味しい一品料理です。熱を持たない料理でも、意外にさまざまなバリュエーションが楽しめるのが納豆のいいところでしょう。

＜定番の食べ方もこんな方法で食べれば…＞

納豆効果を最大限にするという観点では、熱のある料理には極力使わないのが鉄則ですが、熱々のごはんに乗せて食べても、ごはんと一緒にかき混ぜたりしなければ、ナットウキナーゼが完全に死滅するわけではありません。たまにはそういった定番の食べ方も楽しみつつ、前述で紹介したような納豆の効果も重視した食べ方をするのがおすすめです。