東京ミッドタウンには、芸術が楽しめる施設がいくつかあります。その一つである、サントリー美術館をご紹介します。落ち着いた雰囲気の中、芸術鑑賞が堪能できると思いますよ。

＜サントリー美術館の特徴＞

サントリー美術館は名前の通り、サントリーの収蔵品を中心とした展示が行われる美術館です。多くの企業がコレクションした芸術作品を一般に公開していますが、こちらの美術館の特徴は、日本の古美術品のコレクションが中心の美術館だということです。年に4回ほど展示替えがあります。1年の間に、国内の工芸品関連の展示、仏教関連の展示、ヨーロッパの工芸品の展示、江戸時代やそれ以前の絵画の展示などが大体各1回ずつ行なわれます。東京ミッドタウンが出来る前は東京・赤坂にあった美術館で、わたしはちょうどオープン記念の展示を見に行きました。それは京都・高山寺所蔵の鳥獣戯画の絵巻の展示でした。普段、美術館では近代や現代の絵画を見ることが多いのですが、鳥獣戯画は漫画のもとになった絵という事もあり、そんなに難しく感じず楽しめました。内容からかお子さんの鑑賞率も高めでした。

＜サントリー美術館の楽しみ方＞

東京ミッドタウンという場所柄もあり、美術館内のカフェやグッズ売り場はシックで落ち着いた雰囲気です。カフェは、金沢の老舗の麩のお店・不室屋がプロデュースしています。麩を使った和風デザートがメインのお店で、身体に優しいメニューが多いです。見学に疲れたら、ちょっと一息つくのにも便利です。ミュージアムショップも、センスの良い日本らしいおみやげがそろっています。月2回、茶室で有料の抹茶と和菓子が楽しめたり、ワークショップなども開催されています。

東京ミッドタウン・六本木ヒルズ・国立新美術館は三角形のように結ぶことが出来る程、割と至近距離にあります。1日で一挙に美術館巡りをしたい方は、3か所同時に回ってみられるのもおすすめですよ。