厳島神社や大鳥居の壮麗さを目で堪能した後は、宮島ならではのグルメでしっかりお腹も満たしたいものですよね。厳島神社周辺には美味しいグルメスポットがたくさんあります。特に厳島神社の参道には数多くのお店が軒を連ねていますので、気になるお店を覗きながら食べ歩きするのも厳島詣での楽しみの一つとなっています。

<香ばしい香りに誘われて…宮島名物穴子めし>

宮島を歩いていると、どこからか漂ってくる穴子めしの香ばしい香りに食欲をそそられます。宮島にある穴子めしのお店はいずれも甲乙つけがたいくらい美味しいのですが、あえて一つ挙げるとしたら、私は「ふじたや」をおススメします。「ふじたや」は厳島神社の出口から大聖院に向かう道の途中にありますが、メインの通りから離れているので、雑踏から離れた隠れ家的な雰囲気が魅力の一つとなっています。穴子めしのどんぶりには大きな木の蓋がされているので、アツアツふっくらの宮島産の穴子めしを堪能できます。「ふじたや」は穴子料理として初めてミシュラン広島版の一つ星を獲得したという、隠れた名店です。昼食の時間帯は行列ができるほどの人気ですので、時間には余裕を持っておくのがおススメです。

<立ち食いで気軽に楽しむ？専門店でじっくり楽しむ？ふっくらおいしい宮島牡蠣>

宮島行のフェリーからは、島周辺に牡蠣のいかだがたくさん浮かんでいるのを見ることができます。広島の牡蠣生産量は全国一ということもあって、宮島でも新鮮で美味しい牡蠣をいただくことができます。厳島神社へ向かう参道では、お店の外に設置された炭火台で幾つものカキが焼かれているので、つい香りに誘われて足を止められてしまいます。焼き立てのふっくらとしてジューシーな美味しさは癖になって、おかわり注文をしてしまう人も多いようですよ。牡蠣をじっくり味わいたい方には牡蠣専門店をおススメします。焼き牡蠣以外にも牡蠣飯、生牡蠣、牡蠣フライなど、牡蠣の美味しさを丸ごと楽しむことができます。

<食べ方いろいろ、もみじまんじゅう>

宮島のお土産の定番と言えばもみじまんじゅうですが、最近ではその食べ方にも多くのバリエーションが出てきているようです。アイスもみじ、生もみじまんじゅう、もみじまんじゅうソフト…。参道を歩けば、いろんなもみじまんじゅうに出会うことができます。その中でも私のおススメは食べ歩きの定番「揚げもみじ」。さくっとした衣の中にふわふわのもみじまんじゅうが入っていて、不思議な触感です。餡の味は、チーズ、くりーむ、あんこの３種類ありますが、チーズが一番人気のようでした。揚げたてのチーズもみじまんじゅうは、とろっとしていて美味しさも倍増でしたよ。

<食事をとる時間も重要?!>

厳島神社周辺には美味しいものがたくさんあるので、ついつい食べ歩きに精を出してしまいます。私の場合、宮島グルメに夢中になり過ぎて満潮の時刻を見逃し、海に浮かぶ厳島神社の姿を見ることができなかったということもありました…。時間の調整のため、潮位待ちの時間に食事を楽しむことができれば、一石二鳥になりますね。食事をとる時間帯も気にかけつつ、美味しい宮島グルメをご堪能ください。