人気スポットをひとりで訪れるのって、案外勇気がいりますよね？特に、観光客やカップル、子連れが多いようなところは二の足を踏む人もいるのでは？でも、ジブリ美術館は心配ご無用！実際に訪れてみると、ひとりで鑑賞している人が意外と何人もいたのです。

＜見たい展示をゆっくりと＞

なんと言っても入館が完全予約制なので、自分の見たいところで立ち止まってゆっくりと鑑賞できるのがポイント。館内の常設展示では、ジブリアニメ作成に使われた資料の数々、直筆のスケッチやコンテ画・セル画、実際の彩色に使われた絵の具や道具などを、間近で見ることができます。ジブリ作品のファンはもちろん、アニメ映画の制作過程に興味がある人には垂涎ものの展示となっているのです。小さい子たちは、そうした展示よりも迷路のような回廊やネコバスルームに夢中なので、混んでいるようでも意外と落ち着いて鑑賞することができました。

＜疲れたら、カフェでひと息＞

「麦わらぼうし」は、ゆったりとくつろげるカフェスペース。ランチにもちょっとひと息つくにも十分なメニューがそろっています。明るく広い店内は少人数用のテーブルの他に、中央には10人ほど座れる大きなテーブルがあり、おひとり様でも気兼ねせずに座ることができます。美術館内では飲食ができませんが、カフェ前にあるデッキへは飲食物の持ち込が可能です。カフェではテイクアウトメニューも用意されているので、お天気の良い日は、木陰のある外のデッキで過ごすのも気持ち良さそうですね。

＜ひとりでも、ほっこり＞

ひとりで鑑賞している人の中には、外国人も何人か見られました。世界に通じるジブリアニメの素晴らしさを改めて実感するとともに、この人たちもジブリが心から好きで、わざわざ足を運んで来ているのだなあと感じました。ひとりでいても心がほっこりする、そんな素敵な美術館でした。